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2019年1月 6日 (日)

夢の現象学(155):初夢はメモできず、インターネットメディアの取材に応じたような記憶の巻

■2019年1月1日。夢を見たが、寒い季節の通例でメモを怠たり、記録は3時間後。

 レム睡眠時の夢であることは確かだが、殆ど思い出せない。
 覚えているのは、何やらインターネット・メディアの取材に応じたので、送られてきた原稿をチェックしなければならない、といった話が入っていたような。
 思い出そうとしているうちに、かなり以前に見た別の夢の記憶らしきものが、微かに浮上しつつある気配。それは、ジェンダー論についての記事だったような。
 いつもながら、夢を想起しようとしているうちに、過去に見た別の夢らしき記憶が、そしてさらに過去の夢らしき記憶が‥‥というように、芋蔓式に記憶の断片が浮かび上がってくるーーというか、浮かび上がる前段階の、水面直下まで来ているのが感取される、という程度のもどかしい感覚なのだが、とにかく、夢はけっしてその夜限りの断片的なものではなく、夢同士が底の方でつながりあっていて、堅牢な構造をなしていることの、またしても例証のような夢だった。
■インターネット取材と言えば、現職時代に生命圏環境科学科で教務主任をしていた当時の、幾分かほろ苦さの混じった思い出が連想される。
 3月末ごろだった、確か、ニフティ関係のメディアだったかが、あなたの研究室の記事をニフティで紹介したいので、4月1日~3日のどれかの日程で電話取材したい、という電話をかけてきた。女性の声だった。
 4月冒頭のこの3日間は、入学式を間に挟んで教務主任は一日中ガイダンスにかかりきりの期間だ。最近の大学の日程にも無知なのかと、正直腹が立ってきて、とがった声でにべもなくことわったのだった。
 夜に自宅の方に電話してもよいとも言っていたが、自宅にまで仕事を持ち込みたくないと、これも尖った声で断った。
 いまから思えば、無理をしてでも応じればよかった。その方が、大学にとっても自分の研究にとっても広報の足しにはなっただろうにと、リタイアして以来、研究室取材を受ける機会もなくなった、今にして思うのであった。
●●●【参考文献】『夢の現象学・入門』(渡辺恒夫著、講談社新書メチエ、2016)●●●
 
 

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コメント

いつも楽しみに拝見させていただいております。
渡辺先生の書いたものを拝読させていただいていつも思うのは、その知識量に加えて語学力でございます。
英語、ドイツ語、フランス語などの言語をどのように勉強されたのでしょうか。
今後の自分の勉強のためお教えいただけると幸いです。

最近二次創作が多くて済みません。三浦さんと、ハルヒネタで研究会の番外編を、聖地(西宮)でひらく相談をしているもので。
 ドイツ語は学部の4年間やって好きになれず、大学院に進んでからはご無沙汰していましたが、定年間際で再開しました。それで分かったことは、文法が身についていたので、あとは辞書と首っ引きなら何とか読める、ということでした。フランス語は大学院から始めましたが、もっぱらNHKラジオ講座が便りでした。英独仏ともラジオ講座を最大限生かして毎日15分やるのが上達の秘訣と思います。
 先日研究会に来られてませんでしたか。当日は気がつかずに失礼しました。

毎回お忙しい中ご返信ありがとうございます。
前回の研究会に参加させていただきました。前回は挨拶もせずにすみませんでした。筑波大学大学院の花島諒と申します。今度また先生の研究会に参加させていただいたときにご挨拶をさせていただきたいと思います。

そうなのですか。涼宮ハルヒ作品は90年代生まれの私にはまさにドンピシャな世代でして非常に興味深く拝見させていただいております。
大学院の入試に英語に加えてドイツ語などもあった古き良き時代と違って私が受けた時は英語しかなく、別の言語はからきしダメなのですが、ウィトゲンシュタインやメルロ=ポンティの著作をいつか原著で読んでみたいと思って質問させていただきました。他の言語に行く前に英語で読んだり話したりが出来るようになるのが先なのですが、いつか挑戦したいと思います。

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