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2017年12月 9日 (土)

夢の現象学(133):続きの夢を久しぶりに見るの巻/サルトルの夢理論の巻

■2017年12月9日(土)。早朝、目覚めてすぐ、スマホにキーワードを打ち込む。

 かさ2本買う
 女友達
 私が受け取り
 重い
 夢の続き
 アリス・ビルディング
 今は正午近く。キーワードを手掛かりに夢の再現を試みる。
 「夢の続き」とあるのは、7時ごろ目が覚めてまた眠り、続きを見たのである。続きの夢は「アリス・ビルディング」の内部で進行していた。だから、前の夢も同じ名のビルの中で進行していたのだろう。
 例によって、前の夢のさらに前の部分は、キーワードを打ち込んだ時点ですでに思い出せない。とにかく、やはり、大きなショッピングモールか駅ビルの内部のような所だったが‥‥。こうして記憶を手繰ろうとすると、やはり似たようだが少し違った駅ビルの中で、コーヒーショップがあちらこちらにあり、私はその一つに席を取っている、という情景が思い浮かぶ。けさがたの夢ではなく、ずっと古い夢の記憶のような気がした。さらに記憶を手繰り寄せようとすると、繁華街の一隅にある喫茶店の暗い店内に座っていたシーンが思い浮かぶ。
 これ自体は日常でもありふれたシーンだが、夢記憶を手繰って手繰り寄せられた記憶だから、やはり別の古い夢記憶なのだろう。
 とにかく、スマホに辛うじてメモした場面は前の夢の最後の場面で、そこでは少女といっていい年齢の(現在の私の年齢から見ての話だが)、ふたりの女の子と一緒だった。私自身も同年輩だったような気がする。彼女らが、コウモリ傘を一本ずつ、合計2本買った。私がレジから2本とも受け取った。思ったより重い。
 この辺で、いったん目が覚めて、また眠った。すると、同じアリス・ビルティングの中にいた。だから、久しぶりに、夢の続きを見た、というわけだ。ただし、後の夢では、他に何も思い出せないのだが。
  (午後12時10分ごろ。図書館にて)
■Sartre: "Imaginaire"を、このところ、久しぶりで(35年ぶりか?)、ただし今回は原書で読み返している。
 Le rêve est la réalisation parfaite d'un imaginaire clos (p. 213).
 という、決定的な文章に行き当たった。サルトル夢理論のダメなところだ。
 知覚=明証的だから信憑する必要がない。
 夢=信憑されている想像的なもの(imaginaire)
 想像(imaginaire)=信憑されない
 という三分類に基づいて出てきた文章だが、そもそもなぜ夢を想像だと見なせるのか。
 信憑されている想像など、「これは想像に過ぎない」という二重志向性が消滅している以上、フッサール想像力論に照らせば、想像としての志向的構造を備えているとは言えないだろうに。
〇〇〇『人文死生学宣言:私の死の謎』(渡辺恒夫・三浦俊彦・新山喜嗣/編、春秋社、2700円)が、2017年11月25日から発売されています〇〇〇〇

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