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2016年12月の記事

2016年12月29日 (木)

夢の現象学(114):奈良女子大が宇宙人に占拠された夢のキーワード式想起法失敗の巻

■2016年12月27日。早朝、夢を見てスマホにキーワードを打ち込み、再度眠った。

 キーワードは、
 異星人に占拠された奈良女子大学/Aさん3月29日/ふとん(註、この夢ではAさんに実名を使う必然性もないので、頭文字にする)。
 今は正午ごろ。キーワードを手掛かりに夢想起を試みる。
 奈良女子大学へ行った(起きてから現実の奈良女子大キャンパスの記憶とはあまり似ていないことに気づく)。
 キャンパスは異星人に占拠されていた(これについて思い出せることは、薄暗いグランドに大勢の人が倒れ伏している、といったもので、異星人の姿を直接思い出せるわけではない)。
 Aさん(奈良女の教授だった)が定年退職になって研究室を引き払うというので、訪れたのだった。(夢の設定では)3月29日のことだった。
 建物はコの字型をしていて、字の向きからいって左側から入り、向かって左隅の最上階に位置する研究室に、ふとんがあって、何か話題になっていたような気がするが、はっきり思い浮かばない。
 ちなみに、別の夢で私自身の研究室が出てくる時には、きまってこの位置にある(現実とは違うが)。思い出そうとしているうちに、そのような他の夢の断片が、ひょいひょい浮かぶ。
 奈良女子大にはこの10年ばかりの間に、二度ほど行ったことがある。一度目は学位論文の試問で(Aさんが主査だった)、二度目は学位授与式に出たのだった。だからこの大学にはプラスのイメージしかない。宇宙人に占拠されているというのはわけが分からない。
 というわけで、キーワード式夢想起法は、まさに具体的なイメージがほとんど想起できなくなっていたという点で、ほぼ失敗したといってよいだろう。その原因は分かっている。再入眠して覚め際に、別の強烈な夢を見たからだ。(2016年12月27日。正午。市立図書館にて。)
『夢見る惑星』の作者が物故していたと知ったの巻
 夢ついでで、マンガの話になるが、先日、書店で復刻版マンガの棚にこの作品を見つけて、そういえば佐藤史生サンの作品しばらく見ないなと思い、手に取ったところ、やはり、2002年に物故していました。
 今まで知らなかったので、おそまきながら、追悼‥‥。
 今の人は知らないでしょうけれど、かつては「裏・萩尾望都」と呼ばれていた異色のマンガ家です。
 そんな異色のマンガ家でも普通に病気で50で死ぬんだな、等と、変なところで感慨に耽りました。というのも、やはり異色マンガ家の山田花子が、25歳で投身自殺をしているから。
 山田花子については、『隠蔽された障害:漫画家山田花子と非言語性LD』という本のアマゾンブックレヴューに書いておいたので、ご参照ください。
■推薦マンガ『バビル二世 ザ・リターナー』(横山光輝+野口賢)
 故・横山光輝の名作の続編化。
 原作はお子様むきが多い横山マンガの中では大人の鑑賞に堪えうるスケールの大きいSF冒険ものだったが、本作ではさらにスケールアップしています。
 ポセイドン、ロプロス等の三人の「しもべ」も単なる兵器ロボットではなく、ラヴクラフトのクートルー神話に出てくる旧支配者を改造した生体兵器ということになっているし、本作でバビル二世の戦う相手であるアメリカの背後には異星人がいて、しかもその異星人陣営が二星系に分裂しています。
 さらに、異星人が5千年前に地球に残した究極の絶滅兵器であるマーズと六神体まで出てきます。これは別の横山作品だった『マーズ』を作中に取り入れたものです。
 しばしば見開き一頁に描かれる様式化された戦闘場面も素晴らしいし。
 16巻まで読みましたが、余りの壮大な展開に、次が待ち遠しい位です。
+++【ブログの主の関連する新刊】『夢の現象学・入門』(渡辺恒夫著、講談社新書メチエ、2016年7月刊)+++

2016年12月25日 (日)

夢の現象学(113):蚊帳をテントさながら寝泊まりしている夢/フッサール心理学(42):『内的時間意識の現象学』の新訳の巻

■2016年12月22日(木)。早朝4時ごろ目が醒めて、見た夢のキーワードをスマホに打ち込んでまた寝た。

 何やらどこかの小学校の通学路の警備員になったらしかった。私鉄に乗って現場へ下調べに行くのだった。現場には他に二人いたが、どうやら、前日、電子ジャーナル発刊の件で神田錦町のMANTANを訪れた際に同行した、研究会のAさんとMさんらしかった。そのうちに、広いホールのような屋内で、蚊帳をテントのように張って寝泊まりすることになった。ホールは畳敷きだったかもしれない。他にもいくつか蚊帳テントが並んでいた。その間を子どもたちが見て歩いているのだった。(9時半ごろ。祖師谷駅前の喫茶にて)。
 通学路の警備員だとか蚊帳テントだとか、相変わらずバカバカしい設定だが、前日会った二人が登場しているのだけは、前日記憶取り込み説に合致する。
 乗った私鉄は京成線のようでもあり小田急か京王線か井の頭線のようでもあるが、新宿か渋谷発になっていた。夢でしばしばこの私鉄に乗る。
■フッサール『内的時間意識の現象学』の新訳(谷徹訳、ちくま学芸文庫)が、訳者名義で送られてきた。このような訳業が進行していたとは知らなかったので、いささか仰天した。7月に訳者へお送りした『夢の現象学・入門』(講談社選書メチエ)のお返しだが、私の本は5か月ていどで書き下ろしたものなのに、この訳書は何年もの時間が投入されているのだろうなと想像すると、恐縮してしまう。
 この本は旧訳の立松弘孝訳(みすず書房)でだいぶ前に一通り目を通したつもりだが、正直途中からよく分からなくなっていた。原書に目を通さねばと思っていたが、目下、Phantasieを読了しかけており(これはフッサールの原文の中では分かりやすい)、その後は出たばかりの(といっても2年前のことだが)Husserliana Bd42が、夢と睡眠の話をほんの少しだが扱っているというので取り組むつもりで、なかなか読む順番が回ってこない。だから、有難かった。
■12月24日(土)。夢を見た。目ざめた時にははっきりと覚えていたので、メモすることもないだろうと思って起きて、いつものように図書館に行く前に千葉駅前の喫茶店に入った。
 そこで年賀状に一言入れる作業を始めたのがまずかった。夢を記録することを忘れ、思い出した頃には夢内容はおろか、夢を見たことすら疑わしくなってしまった。
 これもよくあることだ。覚醒直後にははっきり覚えていたのに、やがて夢を見たことさえも忘れてしまうという。
+++【お願いェブサイトにも著作権があります。引用の際はこのウェブの著者名:渡辺恒夫を明記の上、このURL名も必ず併記して下さい。+++

2016年12月16日 (金)

夢の現象学(112):またしても現実ではないのに見知ったアパートの一室にいたの巻

■2016年12月1日(木)

 あけがた、夢を見た。今は同じ日の深夜。最後の方の部分しか憶えていないが、マンションというか、アパートというにふさわしい住まいにいた。
現実には心当たりがないが、以前にも夢に出てきたことのあるようなアパートだった。
私の部屋は二部屋あって、南向きの広い窓を通して、そとの街が眺められた。
二部屋の内、玄関に近い方の部屋に行くと、見知らぬ人が何人か入り込んでいる。スポーツクラブの会員らしい。「私室につき入室厳禁」という張り紙を出さねば、と思った。そのうち、目が醒めた。
 と、これくらいしか憶えていないが、一つの世界にいた、という充実した感触を残す夢だった。
:
■2016年12月某日。日付のない夢記録。
 どこかの大学にいた。東邦大学らしかた。現実と全く異なり、広い屋上にさらに角型の塔のがにょっきりと生えている建物なのだった。手じかに聳える塔は4基あり、広大な屋上の果てにはさらに多くの塔が林立していた。
 4基の塔の一基はMさん、一基はSさん(共に大学時代の同僚)、一基が私の研究室になっていた。Mさん(法学教授)の塔に行くと、内部はガランとして家具も少ないのに、私の研究室より二倍は広い。どうしてこんなに広いのかといったことを、Mさんに言ったような気がする。
 次にSさん(数学教授)の塔へ行った。
 塔から塔ヘは小型トラックで行くのだった。帰ろうとすると、乗るべきトラックがない。何でも、本部の管財用度課(?)へ行っているのだという。そこも塔で、広大な屋上のかなり離れたところに林立する一つで、そこに行くと、備品や事務用品を調達できるのだろう。外に出ると、ちょうどそのトラックが戻ってくるところだった。ところが道幅が狭くなっていて、それでも構わず突っ込んでくるので、私は転がってよけた。
 腹が立って、運転手(事務員?)を呼び止めて怒った。あとは憶えていない。
■2016年12月6日(火)。明け方から、何度か目を醒ましてはまた眠り、そのたびに夢を見た。
 今、覚えているのは、インドにいる夢だった(実際には行ったことがないので、架空)。
 ヒマラヤの聖地から続く下り坂と、山腹を横に走るやや広い道路との十字路にいた。夢の中で何度か行った場所だった。
 広い道路の麓側に、エキゾチックな大きな建築があった。僧院らしい。いかにもインド風だ。
 ところが見ているうちに、日本によくあるマッチ箱型マンションのように見えてきた。ただし、右半分は前面の壁がなく、裏側の壁もあちこち欠けていて骨格だけになっていて、部屋が丸見えになっている。残りの壁もオレンジ色で、それが古びている。
 全体の形も、マッチ箱型というより、自宅マンションと同じく、上の階ほど小さくなる等、複雑な形状をしている。「それでもインド風だ」とムリにも思い込もうとした。あとは憶えていない。
■2016年12月8日(木)。例によって、明け方から何度か目覚めてはまた眠り、そのたびに夢を見た。最後から二度目に目ざめた時に、
 長いトカゲと色つきのトカゲ
 と、キーワードをメモして置いたので、これを手がかりに思い出している。
 最初の方は例によって憶えていない。酷く散らかった古い家にいた。目ざめて思い返しても見知らぬ家だった。
 ガラクタの散らばった部屋の床を、トカゲが這うのを見た。ガラクタの下から出てきた体は、蛇のように長い。
 「ほら、大きなトカゲがいる」と、近くにいるだれかに言った。妻だったかもしれない。「トカゲは虫を食べるから益虫だ」といったようなことを言って、殺さないことにした。実際に舌をカメレオンのように延ばして捕食するところを見たく思った。さっきから小さな羽虫が飛んでいるので。
 そのうち、部屋の別の場所に、他のトカゲがガラクタの間を這うのを見つけた。やや小さく、太く、色鮮やかなトカゲだった。クリーム色の地に、朱泥色の縞模様が付いている。メスかな、と思った。あとは憶えていない。
 トカゲは、祖師谷の家で植木屋が草刈りを終わった後に、たいてい庭を這っているのを目撃する。この十月にも見たような気がする。けれども、色模様のメス(?)トカゲの方は、手がかりがない。ちなみに、マンガや絵本に出てくる動物では、小さく華やかでリボンなど付けている方が雌ということになっているから、夢の中でも雌と判断したのかもしれない。けれども、考えてみると生物学的には、華やかな方がオスなのだった。
 こうして4つばかり並べて夢記録を記したが、どれもこれも最後の場面だけになってしまい、物語りとしての完成度が低いのは残念なことだ。やはり、トシのせいもあるのだろうか。
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+++【ブログの主の関連する新刊】『夢の現象学・入門』(渡辺恒夫著、講談社新書メチエ、2016年7月刊)+++

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