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2016年12月16日 (金)

夢の現象学(112):またしても現実ではないのに見知ったアパートの一室にいたの巻

■2016年12月1日(木)

 あけがた、夢を見た。今は同じ日の深夜。最後の方の部分しか憶えていないが、マンションというか、アパートというにふさわしい住まいにいた。
現実には心当たりがないが、以前にも夢に出てきたことのあるようなアパートだった。
私の部屋は二部屋あって、南向きの広い窓を通して、そとの街が眺められた。
二部屋の内、玄関に近い方の部屋に行くと、見知らぬ人が何人か入り込んでいる。スポーツクラブの会員らしい。「私室につき入室厳禁」という張り紙を出さねば、と思った。そのうち、目が醒めた。
 と、これくらいしか憶えていないが、一つの世界にいた、という充実した感触を残す夢だった。
:
■2016年12月某日。日付のない夢記録。
 どこかの大学にいた。東邦大学らしかた。現実と全く異なり、広い屋上にさらに角型の塔のがにょっきりと生えている建物なのだった。手じかに聳える塔は4基あり、広大な屋上の果てにはさらに多くの塔が林立していた。
 4基の塔の一基はMさん、一基はSさん(共に大学時代の同僚)、一基が私の研究室になっていた。Mさん(法学教授)の塔に行くと、内部はガランとして家具も少ないのに、私の研究室より二倍は広い。どうしてこんなに広いのかといったことを、Mさんに言ったような気がする。
 次にSさん(数学教授)の塔へ行った。
 塔から塔ヘは小型トラックで行くのだった。帰ろうとすると、乗るべきトラックがない。何でも、本部の管財用度課(?)へ行っているのだという。そこも塔で、広大な屋上のかなり離れたところに林立する一つで、そこに行くと、備品や事務用品を調達できるのだろう。外に出ると、ちょうどそのトラックが戻ってくるところだった。ところが道幅が狭くなっていて、それでも構わず突っ込んでくるので、私は転がってよけた。
 腹が立って、運転手(事務員?)を呼び止めて怒った。あとは憶えていない。
■2016年12月6日(火)。明け方から、何度か目を醒ましてはまた眠り、そのたびに夢を見た。
 今、覚えているのは、インドにいる夢だった(実際には行ったことがないので、架空)。
 ヒマラヤの聖地から続く下り坂と、山腹を横に走るやや広い道路との十字路にいた。夢の中で何度か行った場所だった。
 広い道路の麓側に、エキゾチックな大きな建築があった。僧院らしい。いかにもインド風だ。
 ところが見ているうちに、日本によくあるマッチ箱型マンションのように見えてきた。ただし、右半分は前面の壁がなく、裏側の壁もあちこち欠けていて骨格だけになっていて、部屋が丸見えになっている。残りの壁もオレンジ色で、それが古びている。
 全体の形も、マッチ箱型というより、自宅マンションと同じく、上の階ほど小さくなる等、複雑な形状をしている。「それでもインド風だ」とムリにも思い込もうとした。あとは憶えていない。
■2016年12月8日(木)。例によって、明け方から何度か目覚めてはまた眠り、そのたびに夢を見た。最後から二度目に目ざめた時に、
 長いトカゲと色つきのトカゲ
 と、キーワードをメモして置いたので、これを手がかりに思い出している。
 最初の方は例によって憶えていない。酷く散らかった古い家にいた。目ざめて思い返しても見知らぬ家だった。
 ガラクタの散らばった部屋の床を、トカゲが這うのを見た。ガラクタの下から出てきた体は、蛇のように長い。
 「ほら、大きなトカゲがいる」と、近くにいるだれかに言った。妻だったかもしれない。「トカゲは虫を食べるから益虫だ」といったようなことを言って、殺さないことにした。実際に舌をカメレオンのように延ばして捕食するところを見たく思った。さっきから小さな羽虫が飛んでいるので。
 そのうち、部屋の別の場所に、他のトカゲがガラクタの間を這うのを見つけた。やや小さく、太く、色鮮やかなトカゲだった。クリーム色の地に、朱泥色の縞模様が付いている。メスかな、と思った。あとは憶えていない。
 トカゲは、祖師谷の家で植木屋が草刈りを終わった後に、たいてい庭を這っているのを目撃する。この十月にも見たような気がする。けれども、色模様のメス(?)トカゲの方は、手がかりがない。ちなみに、マンガや絵本に出てくる動物では、小さく華やかでリボンなど付けている方が雌ということになっているから、夢の中でも雌と判断したのかもしれない。けれども、考えてみると生物学的には、華やかな方がオスなのだった。
 こうして4つばかり並べて夢記録を記したが、どれもこれも最後の場面だけになってしまい、物語りとしての完成度が低いのは残念なことだ。やはり、トシのせいもあるのだろうか。
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