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2016年8月10日 (水)

夢の現象学(105):煙突工事現場の恐怖の正体と楳図かずおのマンガキャラの巻

■2016年8月8日(月)。朝10 時。一日たった昨朝の夢を、メモを頼りに書いている。

 煙突が二本、次々に建てられている、どこかわからぬ工事現場のようなところにいた。東邦大の正門を入ったところの(そこも工事中だが)光景に似ていた。
 そのうち、二本目の煙突の工事現場(の地下z?)から、次々に人が恐怖の形相で逃げ出してくる。次々といっても、まず一人が叫びながら、次に間をおいて二人目が、という感じだ。逃げ出して来る人は、マンガのキャラみたいな姿をしていた。
 こんなただならぬ恐怖の源を突き止めんものと、4人のサムライ(決死隊?)が選ばれて、二本目煙突の工事現場に突入した。私もその一人だ。他に、仏像めいた姿かたちのロボット(?)がいた。
 工事現場の地下で、その仏像ロボットが、ボゴボゴにやられる、信じがたい光景を目にした。金髪少年が(楳図かずお『わたしは真悟』に出てくるイギリス人暴走族に似ている)、頭を低くして仏像ロボットに頭突き攻撃を繰り出している。頭頂部に鋭い針が埋め込まれていて、それで相手の額を突くのだ、と分かった。
 けれども、これが恐怖の正体だとしたら、いささかあっけない。‥‥そのうち目が醒めた。
■楳図かずお『わたしは真悟』の心打つラスト
 ひと月ほど前、神田猿楽町にある明治大学米澤嘉信記念館で、楳図かずお『わたしは真悟』を見つけて、ところどころ欠番があるがともあれ全巻を通読した。1978年の連載当時は飛び飛びにしか読んでいなかったので、こうして全巻を読み通して見て、あらためて感慨がわきあがってくる。
 特に、最終巻では、意識を持った産業用ロボットが、ボロボロになって「死ぬ」直前に、悟とまりんの二人が、「子どものままで永遠に遊んでいる」幻影を見る。ここにこそ、楳図かずおという、戦後日本の生み出した稀代の芸術家の、生と創作の秘密がある。永遠の子どもとして遊び続けること。
 そういえば、確か1993年ごろ、青土社系のいまは亡き雑誌『イマーゴ』に、「逆行する性分化ーー楳図かずおの秘密」というエッセイを載せたことがあった。いまは手元にないが、そのうち、PDF版を作って、このブログからダウンロードできるようにしておこう。
<未完>
+++【お願いェブサイトにも著作権があります。引用の際はこのウェブの著者名:渡辺恒夫を明記の上、このURL名も必ず併記して下さい。+++

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