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2015年11月 4日 (水)

夢の現象学(90):夢の中の見知らぬ人物が実は前日すれ違った人物だったの巻

■夢の中の見知らぬ人物が前日すれ違った人物だったという発見

11月1日。夢を見た。高知にいた。

 (高知は最初の就職先が高知大学で12年いた懐かしい土地だが)夢の中では、港町にひとり住んでいるという設定だった。

 そこに、卒業生のTさんが訪ねてきた。話がはずんだ。そのうち彼女、「淋しいなあ、この辺に住むの」と言い出した。私は、「この辺の出身の漁師なんかだったら、元々の友だちがいっぱいるだろうからいいけど‥‥」と応じた。そして、ボクは大学関係者しか知らないし、と付け加えようとして、やめた。
 そのうち、もう一人、卒業生の男子が来た。見覚えはあるが、名前は思い出せない。でも、名を訊かないで、知ったかぶりをしておいた(目覚めて、見覚えがないことを改めて確認した)。頭を坊主刈りにした、色白で長い顔の男だ。何を話したかは憶えていない。そのうち目が覚めた。
 目ざめてから、Tさんは高知大でなく東邦大の卒業生だと気付いた。
■この夢の前にも場面があった。
 やはり高知大にいたが、くわしいことは省略する。目ざめて、この状況は高知大でなく東邦大だと気付いたのも、後の夢に共通するものだった。
 そして、何人もの「大学院生」がいたが、すべて見知らぬ顔だった。(以上、11月1日、朝8時半筆記)
■起きて何時間か過ぎてからのことだった。男の方の卒業生の顔が、前日、スポーツクラブの受付にいた、顔なじみのスzタッフの顔だったと気付いたのは。
 するとどういうことになるのか。この夢もそうだが、私の夢に登場してくるのは、夢の中でこそ知り合いと言うことになっていても、目覚めてみると見知らぬ人物だったというのが圧倒的に多い。
  けれども、この夢のように、実は前日見た人物だったということになると、今まで出てきた見知らぬ人物たちも、実は、スポーツクラブの受付や、図書館や、喫茶店や、駅のホームで、何度か顔を合わせて、赤の他人ながら見知っているという人物たちからの、借用かもしれない、という可能性が出てくる。
 特に、前日見たそのような人物たちからの、借用が多いのかもしれない。
 つまり、夢はまず物語が先行する。そして、主として前日すれ違った、以前も見たことのある、といった関係の人物の印象を借用して、登場人物を作り出す。
 それが、夢の中で、設定上見知った人物となっていても、目覚めて見知らぬ人物と気づく、という種類の登場人物の、正体ではないだろうか。
      <未完>
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