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2015年4月21日 (火)

夢の現象学(84):海底二万哩の続編を読んでいる夢の巻

■2015年4月20日 ジュール・ヴェルヌ作『海底2万哩』の続編を読んでいるのだった。

 ネモ艦長が生き延びて、主人公になっていた。海底でなく、地上の話だった。
 大型本で、頁面が虹色に輝いたり凝りすぎていて読みにくい本だったが、とにかく、前篇と後篇に分かれていて、前篇は男性が、後篇は女性が主人公になっていた。後半の女性は、ネモ艦長の女装だろうか、それとも元々両性具有だったのだろうか、などと考えているうちに目が覚めた。
 ラジオのドイツ語講座が終ってから目覚ましが鳴るまでの、早朝30分の間に見た夢だった。
■連想するのは
 最近連載中のマンガ2本に、18世紀フランスで活躍したシュヴァリエ・ドゥ・エオンが登場することだった。『ゴースト・レディ』と『イノサン』だったかな。ネモ艦長の女装(?)はその影響だとして、いったいなぜ海底二万里なのかは、皆目何も連想できない。
 小学生の頃、子供向けにリライトした本と、それからマンガを読んだきりで、完訳本は読んだこともないのに。
 それはそうとして、この夢では、
: 
■海底二万里の後日譚として書かれた本を「読む」、という態度が一貫している。
 決して、本の物語の中にはいりこんでしまっていない。記号的意識における志向性の二重性が維持されているのだ。夢世界の特徴である、想像的意識における二重の志向性の欠如が、ここには見られない。
 あるいはこの、志向的二重性の維持は、この夢では真に「読む」というところまでいたらずーー実際に物語の内容は全く覚えていないのだからーー頁をパラパラとめくった、というところに留まっていたからかもしれない。本当に物語を読むというところまで行ったならば、ネモ艦長が女装か両性具有かの疑問も、解けていたかもしれないのだ。
 だから、この夢の例だけでは、「夢の中での真の読書でも記号的意識の二重志向性が維持されるか」の疑問には、決定的に答えるまでには至っていない、といえるかもしれない。
+++【お願いェブサイトにも著作権があります!引用の際はこのウェブの著者名:渡辺恒夫を明記の上、このURL名も必ず併記して下さい。+++

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