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2014年11月の記事

2014年11月27日 (木)

夢の現象学(78):外部刺激の取り込み:知人女性がフランス人として出てきた夢のカラクリの巻

■30年前に一緒に仕事をした女性編集者Cさんが、フランス人として出てきた。

 フランスにいたらしい。「館」への招待のチケットを受付で買い求めているのだった。

 受付嬢はフランス人だが、なぜか女性編集者のCさんだった。なんでもプラス14フランで(正確な額は憶えていないが)、特別サービスが付くという。「どうします?」と言われて、サービスの内容を彼女の表情から探ろうとしたが、判別できず(この辺りエロティックな感情)。結局、買うことにした。チケットの傍には、私のたぶん日本へ帰るための航空券(45フラン)が転がっていて、紛らわしかった。

 買い終ってから、同じフロアの別の一画に行くと、やはり招待されたらしい男が、フランス人の犬の飼い方について、日本語で話し始めた。病院の待合室のようなベンチの配置の部屋で、招待客は三々五々、ベンチに座って聞いていた。私は一番後ろに座った。そのうち、受付時間が終わったらしく、受付嬢のフランス人女性二人が現れて、私の前の席に座った。先頭の年長の女性はアジア系の浅黒い顔をしていた。後の方がCさんだった。立って話している男が、年長女性に向かって、フランス人の犬の飼い方、特に散歩時の糞の始末について質問した。女性がフランス語で答えた。男が通訳した。

 この辺で目が覚め、ラジオ講座の毎日フランス語が鳴っていることに気がついた。いったいどこからこの聴覚刺激が、夢に取り込まれ始めたのだろうか。犬の飼い方はもちろん、ラジオそのままだ。ひょっとしたら、フランスにいて何かチケットを買い求めるという最初の設定自体、この番組の設定が入っているのかもしれない。そして、番組でしゃべるフランス人女性が、受付嬢となった。それを、女性編集者のCさんと解釈したのだろう。それにしても、なぜCさんだったのだろうか。考えられる仮説は、レム睡眠時のPGO波が偶然にもCさんの記憶を呼び出し、外部刺激のフランス女性の声をCさんの声と解釈した、というものだが。それでも、Cさんでなければならない理由は、考え憑かない。もう25年以上まえから、音信が絶えているのに。風の便りに、会社をやめたとは聞いていたが。等などと、懐かしさの入り混じった気持ちで、色々考えた。

 2014年11月26日朝10時。そごうのそばのコーヒーショップにて。

+++【お願いェブサイトにも著作権があります!引用の際はこのウェブの著者名:渡辺恒夫を明記の上、このURL名も必ず併記して下さい。+++

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