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2013年10月 4日 (金)

フッサール心理学(17):札幌の学会へ出るのに鉄道(青函トンネル経由)で行ったの巻

■9月19日。札幌の学会へ出るため、新幹線、青函トンネル経由で、半日がかりの鉄道の旅を敢行する。

 鉄道で北海道まで行きたいとは、長年の夢だった。
 このほど、定年退職と同時に退会した筈の日本心理学会に、東京農大の鈴木聡志さんが、「<私>をめぐるディスコース分析」というシンポジウムの指定討論者に呼んでくれたおかげで、夢を実現することができた。
 1ヶ月半まえになってしまったがしたためておく。
 なお、この旅行とフッサール心理学と何の関係があるのかというと、シンポジウムでは、現象学の立場から指定討論をしてほしいという注文だったので、あながち無関係というわけでもない。

■東北新幹線で新青森まで行き、JR北日本の函館行特急に乗り換える。

 新青森駅で乗車した特急白鳥。前部からと後部から撮影。Image022_2


Image023

青函トンネルまでは、JR北日本青函トンネル線というそうだ。

Image025_2Image026_2













そのうち青函トンネルを抜けた。車窓には、北海道からの津軽海峡の眺めが展開する。

Image029途中、地図だと、トラピスト修道院を左手に望む地点を通るが、よく分からなかった。右車窓では、水平線上に函館山が近づく(左写真)。Image031_2

右は、函館駅にて。乗ってきた特急白鳥と、函館線の特急(名は忘れた)が並んでいる。

函館線も右側に海が展開してたいへん眺望が良いが、夕暮れが迫り、撮影はできなかった。

Image032

■札幌時計台にてシンポジウムを無事終わり、21日は、札幌駅に行く途中にある時計台を回った。
 2度ほど学会関係で札幌には来ているが、改修工事中だったりして、見学できたのは始めてだ。

■有島武郎の作品の朗読を夢うつつで聞いた思い出

 2階は時計台博物館になっている。この時計台は元々、クラーク博士が開設した札幌農学校のものだったそうだ。卒業生は、2期が内村鑑三と新渡戸稲造、日本風景論の志賀昂志と、そうそうたる面子。7期生に有島武郎の名も見える。大学院生だったころ、目覚まし代わりにかけていたNHKFMラジオで、有島武郎作品の朗読をやっていた。鬱屈を抱えた主人公が時計台の機械室に入り込んでぼんやりしていると、巨大な歯車が動き出して時を打った。主人公は感動した、といった話だった。レム睡眠状態でその朗読が夢に入り込み、夢の中で私も感動していた。夢のなかで朗読を聞くと、覚醒時に読むよりも、はるかに心の奥に深く刻まれて感銘を受けるものだ。
 有島武郎は自分の学校の時計台に入り込んでいたということに、今度、初めて気が付いたのだった。
 まもなく午前10時だから、鐘の音が聞けるかもしれない。話しかけてきた係員にそう問うと、壁に耳を当てると振動ごと聞けるという。その通りにすると、確かに、ゴオオオオーンという建物全体を揺るがすようなすごい迫力の振動と共に、鐘が10時を打つのだった。

正面から見た札幌時計台。観光馬車が止まっている。

Image038

Image039_2

■札幌からの特急が突然運休。やむなく千歳空港へ回り、空路で帰った。

 札幌駅に着いたら、予約していたはずの函館線の特急が運休になったということ。やむをえず、千歳空港へ赴く。待ち時間が8時間もあるフライトしか取れなかったので、空港ビルの屋上にある「温泉」に入る、という落ちの付いた、北海道への鉄道の旅でした。深夜12時過ぎに、何とか千葉の家にたどり着き、そこで初めて、JR北海道がたいへんな騒動になっていると、ようやく気が付いた次第。

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