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2012年7月18日 (水)

夢の現象学(52):夢でよく行く家が超越的存在性を獲得するの巻

■夢でよく行く家が独自の自己同一性(超越的存在性)を獲得する

2012年7月2日(月)。朝6時半。昨日午後、日本に帰った。夜は12時半過ぎに寝たが、30分ほどで夢を見て目が覚めた。

 下宿屋か大学の寮といった家に住んでいた。というより、家の一角を不法占拠していた。使っていたのは2部屋で、一つはベッドの部屋で、母が寝ていたようだった。夢の最初の方は憶えていない。ある日、玄関を通ると、床に大きな紙が置いてあって、「ベットの部屋を使うのをやめよ。どうしても使うなら理由を文書にして提出せよ」といった意のことが書いてあった。理由といえば、母が病気ということか、等と思ったが、無視することにした。

 寮の玄関を出て、また入ろうとすると、観音開きのドアを内側から押し開けて、巨大な茶色の犬が出てきた。夢の中ではこの犬を見知っていることになっていた。私の一倍半はありそうな図体だが、外見は愛らしい。巨犬は胸の一部に怪我をしていて、傷口から腸の一部がはみ出していた‥‥

 このあたりで、夢は終わっている。

 この、家の一角を不法占拠して住んでいる夢は、以前から繰り返し見ている。最初、その家は、大阪難波にあることになっていた。そのうち、子どもの頃に住んでいた武蔵新田の町の、吉田風呂桶屋の近くに存在することになった。今回の家は、どこにあるかは分からない。出てくるたびに、内部の構造も占拠の状態も少しづつ違うが、同じ家だと分かる。

 発端は、京都内地留学時代に、難波のUの階上に一泊した経験からだったかもしれない。この夢の家に限らず、夢の中で繰り返し出てくる非実在の家や場所や人物は、くりかえし出てくることによって、独自の自己同一性を(フッサールで言う超越的存在性を)獲得するらしい。

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