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2011年8月11日 (木)

夢の現象学(48):夢世界とは「永遠の今」の祝祭であるの巻

■見知ったような見知らぬような町に住んでいた

 2011年8月2日。昨日午前、オクスフォードでの学会(IHSRC)から帰国し、ソーメンを食べてから3、4時間寝た。その後、11時に再度寝たところ、体内時計が狂ったままだったせいか、午後3時ごろ目覚めてしまった。そんなときに見た夢。

 見知ったような見知らぬような町に住んでいた。梅村さんや高取君といった、かつての大学院の同級生たちも住んでいた(みな、若くて独身らしかった)。私は、マンガだか文芸評論だかの世界について、誰かと論じ合っていたようだった。次の場面では、街角の本屋で立ち読みをしていると、店仕舞いで追い出されていた‥‥。これもまた、日本ではマンガや文芸評論家専業が成り立たないことの表れだ‥‥などと、(おきてから思えば)辻褄の合わぬことを考えながら、本屋を立ち去って、普段使わない斜めの道を歩いていると、向こうから梅村さんが来るのにバッタリ遭った。お互いニヤニヤした。「コーヒーでも」と誘うと、気軽に応じてくれた(人を誘う場合、私にはいつも逡巡があって、応じてくれたとき、「ああ、やっぱり、”話に若さのない”(梅村さんが実際に言った言葉)高取君より私の方が話し相手としていいのだな」、と思ってホッとしたことを覚えている)。あとは憶えていない。

■時間って何て不思議なんだろう

 外国出張から帰って始めて見たこの夢を記録しつつ、一週間のイギリス滞在とこの夢が無関係であることに気付いた。同じ町に住んでいる梅村さんとバッタリ遭うなどと、京都での12年間の学生生活を思い起こす。その梅村さんも、同級生といっても私より10近く年長だったから、今はとっくに富山大学を定年退職して後期高齢者に近いのだから、時間が止まっている。夢とは時空を超えた世界だと、あらためて感じた。

 それにしても、時間って何て不思議なんだろう。ついこの前まではオックスフォードでの学会は未来だったのに、もう、過去だなんて!それに比べると夢世界では、時間は過ぎ去らず、永遠の今という祝祭なのだ。0676reduce 696reduced  

ちなみに、学会では、developmental epocheの話はかなり反響があったようだった。そのうちここに書くことがあるかもしれない(写真は、上がオックスフォードの街。下がロンドン橋を背景に)。

++++ブログの主の関連する新刊++++

Watanabe, T. (2011). From Spiegelberg’s “I-am-me” Experience to the Solipsistic Experience: Towards a Phenomenological Understanding. Encyclopaideia – Journal of Phenomenology and Education, XV(29), 91-114.

『人はなぜ夢を見るのかー夢科学四千年の問いと答え』(京都:化学同人、2010)

+++【お願いェブサイトにも著作権があります。引用の際はこのウェブの著者名:渡辺恒夫を明記の上、このURL名も必ず併記して下さい。+++

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