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2011年6月28日 (火)

独我論の現象学(3):フーッサール間主観性論の難点の巻

■フッサール間主観性論の難点

◇超越論的自我の内部に、経験的自我と経験的他我を構成するという方略の難点。

 「なぜ、超越論的自我が他の経験的自我ではなくこの経験的自我(=渡辺恒夫の自我)に定位しているのか」という、「意識の超難問」が生じること。→下記の文献(渡辺、2009)参照。

◇それならば、超越論的自我の複数性を仮定してみよう。すると、超越論的自我をその内部に構成すべき、超・超越論的自我が要請されてしまうだろう。問題の構図がいたずらに入れ子細工式に複雑になるだけで、解決に向かって前進することにはならない。

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++++ブログの主の最近の関連著作++++

Watanabe, T. (2011). From Spiegelberg’s “I-am-me” Experience to the Solipsistic Experience: Towards a Phenomenological Understanding. Encyclopaideia – Journal of Phenomenology and Education, XV(29),91-114.

渡辺恒夫(2009)『自我体験と独我論的体験』京都、北大路房.

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