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2010年12月 3日 (金)

コミュニケーション障害・社会不安障害・対人恐怖・独我論的体験(その8):「独我論的体験とは何か」の日本語論文で学会賞を授与され、イタリアのジャーナルから英語論文の掲載決定の知らせを受けたの巻

■日本質的心理学会第二回学会賞の表彰式のため、水戸を訪れたの巻。

 一週間前の話になってしまったが、表記の用件で水戸まで出張した。

 『質的心理学研究』(第7号、138-156、2008)に掲載された「独我論的体験とは何か:自発的事例に基づく自我体験との統合的理解」が、優秀理論論文賞になったというのである。

 学会誌に載るだけでも奇跡だと思っていたのに学会賞とは何かの冗談ではないかと、半信半疑で質的心理学会大会会場の、茨城大学まで出向いた。もちろん、本当の話で、懇親会での表彰式では、他の2名の受賞者と共に、理事長のやまだようこさんから、表彰状を戴いた。こんなことは、最初で最後の経験だろう。

 写真は、翌朝、総会をさぼって訪れた、水戸城跡ちかくの弘道館から撮った庭園風景である。

Mito_koudoukan1 Mito_koudoukan2

■投稿中の論文英語版の国際誌掲載が決まったの巻

 その数日後、イタリアのボローニャ大学から発行されている Encyclopaideia – Journal of Phenomenology and Educationの編集部から、投稿論文の掲載が決まった旨、知らせがあった。内容は昨年(2009年)6月の、ノルウェイの学会(IHSRC)での口頭発表を論文化したもの。初稿の投稿が昨年9月で、1度全面改稿を指示され、1年数ヶ月かけて審査をパスしたもので、これも感無量のものがある。

 タイトルは、From Spiegelberg’s “I-am-me” Experience to the Solipsistic Experience: Towards a Phenomenological Understanding

という。最初は、上記の「独我論的体験とは何か」のかなり忠実な英語版として書いたのだが、査読者に、現象学味が薄いと指摘され、思い切って現象学化を図った。それが幸いして、いまや、自我体験・独我論的体験の現象学という、広大なトピックスへの展望が拓けつつある。

 なお、AAM版(Accepted Author Manuscript)へのリンク

「SpiegelbergAAMversion.pdf」をダウンロード

を貼っておいたので、興味のある方は参照していただきたい。

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