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2009年10月18日 (日)

夢の現象学(14):自我体験・独我論的体験を誘発する研究を夢の中でしていたの巻。半覚醒状態に夢の世界とめざめの世界への両方の通路があるの巻。

■自我体験・独我論的体験を誘発する研究を夢の中でしていたの巻。

 朝に記録した夢。ある学会の分科会に出ていた。高校の教室のような小さな会場だった。夢の中では、その後、誰か分からない人に「何か面白い発表はなかったか」と問われて、「あった。自我体験を誘発する絵の発表だった」と答えて、その話をしていた。以下は、その話の内容である。

 私は、最初のうち、満員の会場の最後列にいて、臨席の若い男に、「自我体験の先生でしょう」とか話しかけらていた。それから、発表が入れ替わり、ついでに殆どの聴衆も入れ替わって、少し前の席に移動できた。そして、例の発表を聞いた。

 ‥‥なにやら、ホームレスの男にも見える略画を見せられ、「これが自画像だと思いなさい」と言われると、かなりの割合で自我体験が誘発される。そういう発表を聞いていた。

 次に、ひょっとして一度めざめて、別の夢になったのかもしれないが、例の発表は、さらに、タイムトラベルを組み入れて独我論的体験をも誘発する研究の発表になっていた。いつの間にか、私自身が研究の主体になっていて、いったん未来へ行って、それから過去へ引き返して‥‥といったことを、一生懸命になって考えていた。

 目覚めた直後は、理路整然とした、独創的なアイデアを得たと、思った。そこで、ノートを取り上げて、記録し始めた。

 けれども、書き始めてみると、上記のような支離滅裂なイメージの断片以外には、ほとんど思い出せないことが分かっただけだった。

 どうやら、8時のアラームを止めて、次に起きた8時40分ごろまでに見た夢らしい。内容から、レム期の夢だったと察せられる。

 夢の中の見知らぬ話相手について。しばしば夢に出てくる見知らぬ話相手とは、自分自身なのかもしれない。

■半覚醒状態に夢の世界とめざめの世界への両方の通路があるの巻。

10月3日(土)。8時半ごろ目覚めて、ズッシリと充実した夢を見た、と思った。

 即刻、書き留めようとしたが、最近、夢記録が以前に比べて飛躍的に量が増えているので、あとでいいやと、また寝てしまった。記録できたのは11時半。

 成田近くのJR線で電車を降りて、線路を歩いていた場面が思い出される。ラストは、なにやらドストエフスキーばりの自殺の理論を立てて鉄道自殺を図るのだが、間一髪で電車が止まってしまった。

 このラスト以前の記憶といったら、次のようなものしかない。成田に近い駅にJR線で着いた。乗換駅らしく、ホームがいくつもある(現実には存在しない駅だ)。そうして、乗り換えようとして間違って別のホームに行ってしまった……といった、夢ではよくある、電車にまつわるトラブルであせっていた……。

 こうして3時間後に思い出して書いてみても、覚醒直後の、充実した夢を見たという感覚は、いっこう蘇ってこない。ドストエフスキーばりの自殺の理論が、全く思い出せないからだろうか。

 夢とめざめの間に半覚醒状態がある。そこでは、夢の世界とめざめの世界への、両方への通路が、開けているのではないだろうか。

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